「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」

労働者の疲労の蓄積状況を確認するために「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」(中央労働災害防止協会)が広く活用されていますが、皆様の会社では活用されていますか?

このチェックリストは、働きすぎによる健康障害を防止する目的で、働く人それぞれの疲労蓄積度を判定するために、労働者本人による自己診断のためのチェックリストと、ご家族により労働者の疲労蓄積度を判定できるチェックリストとして平成16年に公表されました。

今般、このチェックリストが改正され、最新の知見等を踏まえて、食欲、睡眠、勤務間インターバル(勤務終業時刻から次の勤務始業時刻までの間の休息時間)に関する項目が新たに追加されました。

長時間労働等の過重な労働は疲労の蓄積をもたらす要因となり、さらに脳・心臓疾患および精神障害との疫学的な関連が認められています。働きすぎによる健康障害を防ぐには、長時間労働にならないようにすること、年次有給休暇の取得促進等により十分な休息を確保することが大切です。

このチェックリストを活用して、会社も労働者自身も疲労の状況を客観的に評価し、疲労があると判定された場合は上司や産業医に相談する等、早めに対処をして健康的な生活習慣を心がけましょう。また、このチェックリストは個人事業者等も活用が可能なものとなっておりますので、健康管理のために活用されることをおすすめします。