「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」が 公表されました

経済産業省より、仕事をしながら家族の介護に従事する、いわゆる「ビジネスケアラー」を取り巻く諸課題への対応として、より幅広い企業が両立支援に取り組むことを促すため、企業経営における仕事と介護の両立支援が必要となる背景・意義や両立支援の進め方などをまとめた企業経営層向けのガイドラインが公表されました。

仕事と介護の両立を巡る問題として、高齢化の進展に伴うビジネスケアラーの増加により、今後大きな労働損失の影響が懸念されています。そして、その解決には全ての企業の協力が必要となります。

一方で、介護両立支援の充実については、企業経営上の優先順位が低いことが要因となり、企業内での取組が進まないという構造的な課題が存在し、その解決のためには経営者のコミットメントが不可欠となります。

今回公表されたガイドラインは、企業における仕事と介護の両立支援を先導していくことが期待される経営層を対象にしたものであり、企業が取り組むべき事項をステップとして具体的に示されています。

企業が仕事と介護を両立できる環境を整備することで、従業員はキャリアを続けることが可能となり、事業継続におけるリスクマネジメントとしても有効となりますので、このガイドラインを参考に、仕事と介護の両立支援という課題について取り組みを進めてみてはいかがでしょうか。